【機材構成】3/18 CSHACKライブ配信の裏側
3/18に配信された「CSHACK 第4回カスタマーサクセス天下一武闘会」。この記事では、そのライブ配信の裏側を紹介します!
当日は私が配信を担当させていただきました。ありがたいことに品質を褒めていただく言葉もあり、ある程度良い配信ができたと思います。
正直な所いろいろ機材を揃えているので「真似してください」とは言いづらいのですが、同じような配信に取り組む方の参考になればと思います!
アーカイブ
当日の配信アーカイブはこちらです。同時視聴者数は300名以上、大変盛り上がったイベントでした!
・YouTube
・Togetter
会場
転職支援サービスを手掛けるLAPRASさんに会場をお借りしました。非営利のイベントであれば、なんと無料でお貸しいただけます!
会場探しに困っていたコミュニティ担当の方はぜひチェックしてみてください^^
会場レイアウト
まず会場のレイアウトはこんな感じ。中央にテーブルを置き、配信机にしていました。
配信机では、いつでも微調整ができるようにカメラを配置しました。今回は解説者/登壇者の2方向を撮る必要があり、動きに合わせた画角調整が多いと予想していたからです。
他にも、「カメラ雲台」を導入することで、スムーズな調整が実現しました。座りながら微調整ができ、この構成は大正解でしたね!
機材構成
機材の大まかな構成です。個々の機材は追って紹介します。
今回はオンラインのみの開催でしたが、登壇関係者は多数いました。そのため返しモニターだけでなく、プロジェクターにも投影しています。
カメラ
カメラは二台構成。元々はコンデジ2台で配信していましたが、今回は2台目をビデオカメラに変えてみました。
使ってみると、ビデオカメラはズームに強く、また伸縮もスムーズにできます。イベント配信に向いているなーと言う印象です。
ただ、コンデジに比べて結構大きくなりました。。出張配信勢の私にはコンデジの方が合ってるかも。ただ、熱暴走が怖いんですよね...(悩)
あ、イベント配信では二台以上がオススメです。片方に切り替えている間に、もう片方のカメラの画角調整ができます。
ビデオ雲台
最近導入したビデオ雲台。もう配信に欠かせない機材となりました。
これがあるおかげで、配信中でもスムーズに画角調整ができます。今回の配信で積極的に登壇者を追うことができたのはこいつのお陰です。
愛用している「Manfrotto MVH400AH」は折り畳みができ、非常にコンパクトなのが特徴です。一台買って気に入ってしまい、もう一台リピート購入しました笑
コンパクト三脚「Veblon UT-43 Ⅱ」と組み合わせると、非常に収まりが良くてオススメです。
マイク
マイクは「SENNHEISER MKE600」の二台構成。いわゆる"ショットガンマイク"と呼ばれる物です。
鋭すぎない指向性なので、登壇者の方に向けておけば良い感じに音が録れます。いつも小型三脚の上に載せて、机か椅子の上に設置ですね。
ただ、マイクは一長一短の世界。ショットガンマイクは手軽ですが、人ごとに最適化できないのがデメリットです。
例えば、今回は解説者が3名いましたが、やはり人によって声の大小があります。マイク一本ではそれぞれに合わせて調整はできません。
今回はその調整を視聴者に任せる形で割り切りました。ただ、より整った音はラベリアマイク(ピンマイク)がオススメ、が師匠に教わった言葉ですm(_ _)m笑
ミキサー
複数のマイク音声を流し込むためには、「ミキサー」を使い1つに集約する必要があります。
私は「Zoom H6」を愛用しています。本来は録音機材ですが、簡易的なミキサーとしても活用ができます。あまり細々した調整には向きませんが、コンパクトながら最大4本のマイクを繋げるパワフルさがあります。
映像スイッチャー
「Roland VP-42H」を愛用しています。元々は「Blackmagic ATEM Mini」を使っていましたが、最近乗り換えました。
VP-42Hは強力なレイアウト設計が特徴です。今回の配信ではスライド・登壇者を被らずに映していました。あの構成はこの機材のお陰です。
また、実は配信フローとしても、ATEM Miniに比べてシンプルになるメリットもあります。この辺りは、改めてVP-42Hを語る記事を作りたいと思います。
<参考>
画面と登壇者のミックス構成が可能
(Roland VP-42H 製品HPより)
VP-42HはiPadから操作しています。ブラウザ上で管理画面にアクセスができ、大体のことはiPadからできちゃいます。画面も大きいので分かりやすく、かなり便利です。
モニター・分配器
当日は配信映像をプロジェクターとモニターに映していました。裏側では分配器で映像分岐しています。
モニターとプロジェクターは会場の貸出です。モニターは登壇者用、プロジェクターは会場の人達用です。
今回の分配器はELECOMの物を使いました。ただ、分配器は宝くじみたいな物。合う合わないが激しいので、いつも三台を持ち込んでいます。
高ければ良い物でもなく、本当に相性の世界です。色々な物を試してみるしかないのかなと。
配信機材
集めてきた映像・音声は、最終的に「Cerevo Live Shell X」で配信をしました。
配信はソフトウェア(OBSなど)でも可能ですが、安定性はハードウェアの方が上。LiveShell Xは癖がありますが、安定した配信をしてくれます。
また、自分のプレビュー用にコンパクトモニターを付けています。手元で見られるリアルタイムなモニターは、安定した配信には不可欠です。
配信はもっと簡単にできる
ここまで見て分かる通り、結構な機材を買っております...^^;
というのも、天神放送局では法人向けに有償支援も行っています。となると、安定と品質の両立を求めるようになり、この構成に辿り着きました。
とは言え、こんなに揃えなくてもライブ配信はできるのでご安心ください!それこそ最初はZoomを使った最小構成もオススメです。月額2,000円+PCとスマホでも始められますよ!
配信に役立つ小物
最後に、構成図には出てこない、だけど必要不可欠な便利グッズを紹介します。これはお安いです笑
・短いHDMIケーブル
地味に活躍するのが極短のHDMIケーブルです。大は小を兼ねると言いますが、ことケーブルに関しては長すぎると手間が増えます。
これならとりあえず放り込んで、会場に合わせて使えるのでオススメです。
・分岐電源タップ
これは超便利。延長タップも大事ですが、口だけ欲しいことが結構あるんです。延長タップだと、他のケーブルと絡まるんですよね...笑
@ka_zu53 さんに教わった品。オススメです。
・ミニ三脚
大きい三脚も大事ですが、小さい三脚も便利。マイク、モニター、カメラ、色々な物を小回り良く載せられます。
jobyのミニ三脚はホールド感が良く、またヘッドを真横に向けられるので機能的にもオススメです。
ライブ配信のお手伝い、しています
最後に簡単に自己紹介。
私は「天神放送局」のユニットを立ち上げ、ライブ配信を広める活動をしています。目指すは「ライブ配信で機会格差を無くす」ことです。
大きく2つの活動を行っています。ご興味ある方は、ぜひご覧ください〜!
1.ライブ配信代行
非営利のコミュニティイベントは無償、営利のイベントは有償で配信代行を行っています。配信をしたいが初めては任せたい、そんな方は是非ご相談ください。
2.配信ノウハウの発信
#誰でも配信 を目指し、ライブ配信のノウハウを日々発信しています。情報をキャッチしたい方は、ぜひマガジンのフォローをお願いします!