見出し画像

freeeの取引データを、手動でkintoneに取り込むためにやったこと

個人事業の会計集計にFreeeを使っています。確定申告には十分なのですが、もう少し柔軟な集計をしたいと思いました。

そこで、Freeeから書き出したCSVファイルをkintoneに読み込み、kintone側で集計をしたいと思います。kintoneは家庭内の利用なら、チーム応援ライセンスを使った特別価格の契約が可能です。

では具体的な方法を紹介していきます!

freeeのcsvファイル

freeeの取引CSVデータは以下のデータ構造で書き出しされます。

2020-09-19 11.58のイメージ

ポイントはピンクで囲った空白のデータ。1つの取引に複数の明細があると共通項目は空白で書き出されます。

このデータをそのままkintoneに取り込むと、そのまま歯抜けのデータになってしまいます。何か対策を考えなければいけません。

テーブルのデータにする

そこで、kintoneのテーブルにデータが入るようにしたいと思います。具体的には、アプリの構造をこんな感じにしてあげます。

スクリーンショット 2020-09-19 12.08.57

ただし、freeeから書き出したデータそのままでは、テーブルに読み込むことができません。少し手を加えてあげる必要があります。

CSVに一手間加える

テーブルとして読み込むには、一列加えてあげる必要があります。

先頭に「テーブルの開始行」の列を作り、セルA2に関数「=IF(B2<>"","*","")」を加えてオートフィルでコピーをします。関数は「隣のセルに何か書かれていたら*を入力する」というものです。

スクリーンショット 2020-09-19 12.13.20

これで、kintoneの読み込みに必要な、テーブルの開始行には*入力というデータを作ることができます。

まとめ

Webを検索すると、kintone→freeeの連携プラグインはあるのですが、逆方向のものが見つけられませんでした。そこで試してみたのが今回の方法です。

freeeはAPIが充実しているので開発も可能だとは思うのですが、この規模であれば手動で十分だと思います。一手間はかかりますが、逆に言えばそれだけで読み込みが可能です。

同じような方法を探していた方は、ぜひお試しください。