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ライブ配信の「控室」を作る、2つの理由

イベントの完全オンライン配信をお手伝いしています。配信の時、必ず作成しているのが「控室」です。

控室とは、Web会議の部屋を「本番」「控室」の2つ用意する、ということです。私の場合は、ZoomとGoogle Meetで用意しています。

なぜ控室を用意するのでしょうか。今回はその理由を紹介します!

控室とは

私は天神放送局として、完全オンラインのイベント配信をお手伝いしています。関係者全員が、自宅から参加できるライブ配信です。

その時の体制は、大きく以下のようなものです。関係者は「本番」のZoomに参加します。それとは別に「控室」のGoogle Meetを用意しています。

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控室の大きな目的は「運営と配信担当の連絡スペース」。もう少し詳しく説明すると、2つの目的に分解できます。

では、順番に紹介していきましょう!

1.配信映像の共有

イベント中、運営と配信担当は色々な事を相談する必要があります。とは言え、本番の部屋では相談できない為、別の部屋が必要になりますね。

更に必要となるのが「配信する映像の共有」です。天神放送局の配信では"画面の絵作り"をしていますが、この映像を司会や運営に共有する必要があります。

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こんな"絵作り"をしています 作り方はコチラを参照

この絵はZoomに映す事ができません。しかし、YouTubeで確認をしてもらうには遅延が発生します。。少なくとも10〜20秒はかかるので、司会者が見るには違和感あってやりづらいはずです。

そこで、控室には「私の部屋のモニター」を映しています。モニターにはYouTubeに配信する直前の映像を映し、その正面に置いたスマホから控室へ映像を流します。

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4/18 Backlog World での配信風景

アナログな方法ですが、遅延が少なく確実な方法だと思います。この画面があるだけで、運営メンバーには大きな安心感を与えられるはずです。

2.緊急時のバックアップ

緊急とは、本番のZoomで何かあった場合。例えば「Zoomが突然落ちた」なんて時ですね。実はこれ、実際にあったお話です^^;

あるイベントの配信中、Zoomが突然落ちるトラブルが起きました。参加者全員のZoomが固まり、強制退出させられたのです。。すぐに部屋を作り直して再開できましたが、ゾッとした経験でした。

この時に役立ったのが控室でした。あの時 冷静に対応できたのは、状況をリアルタイム、かつ声で共有できたのが大きかったです。サブの連絡系統を用意する重要性を実感しました。

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そして、Zoomに依存する危険性も感じました。なので、控室はZoomではなくGoogle Meetにしています。一つのシステムに依存しない構成作りが重要です。

最悪の場合、控室を一時的な本番にもできますね。運用の混乱は続くでしょうが、まずは再開することが先決。真っ暗な映像が続くことだけは避けられますね。

まとめ

以上、控室の紹介でした。いかがでしょう、用意している目的が伝われば嬉しいです^^

最近はZoomの映像をOBSで絵作りする方も多いでしょう。その場合は、控室を用意しておけば、運営の安心感が高まるはずです!

また絵作りしない方も、緊急事の連絡手段は重要です。Zoomに限らず、トラブルが起きないシステムはありません。チャットでも良いので、事前にプランBを決めておきましょう。

万が一に備えれば、トラブルにも冷静に対応ができます。十分に備えて、素敵なライブ配信をお送りください!


【全員自宅から】ライブ配信を支援します

天神放送局では「完全オンラインのイベント配信」をお手伝いしています。

関係者全員が自宅から参加可能。作り込まれた画面デザインとソーシャルTLの表示で、クオリティと熱量を高める配信を可能にします。

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画面デザインのイメージ

画面には「人物」「共有画面」「SNS」を表示。Zoomを使いますが、一見そうは思えない絵作りを実現しています。

有償メニュー以外にも、コミュニティ向けの無償支援も実施中。詳細は以下のページより、説明資料をご覧ください^^