見出し画像

Zoomでmmhmmを使う時のライブ配信Tips 〜スピーカービューを使おう〜

最近の話題のツールと言えば「mmhmm」ですね。人と共有画面が一つになった仮想カメラを作る面白いサービス。

クローズテスト中なので試した人は少ないかもしれませんが、その印象的な名前は聞いたことがある人も多いはず。かく言う私もテストユーザーの順番待ちです。

そんな中、お手伝いしたライブ配信でmmhmmの登壇者と遭遇しました。初の試みで心配もありましたが、終わってみればとても良い演出になっていたと思います。率直に、大きな可能性を感じました。

一方で、Zoomを使ったイベントでは気をつけるべきポイントがありました。今回はそんな学びを共有します。

Zoomの画面をYouTube Liveする

今回お手伝いしたのは、forkwell社主催の「Infra Study Meetup #4」。

このイベントはインフラ技術をテーマに「これまで」と「これから」を網羅的に学ぶ内容で、毎回豪華ゲストの基調講演が用意されているのが特徴です。2021年1月まで毎月開催なので、その分野の方はぜひforkwell社のconnpassからお申し込みください^^

配信構成を簡単に書くと、Zoomの画面をHDMIで抜き出してYouTubeに配信するものでした。抜き出した映像は色々と加工してから配信をします。

具体的なイメージはアーカイブを覗いてみてください。また、詳しい機材構成が知りたい方はこちらの記事もご覧いただければとm(_ _)m

mmhmmの文字が読めない問題

便利そうなmmhmmですが、Zoomとは相性が悪いイメージを持っていました。

Zoomは画面共有の画質はそこそこですが、カメラの方はガッツリ画質を下げてきます。つまり、mmhmmを使って発表スライドを映しても、細かな文字は潰れてしまうリスクがありました。

また、この辺りの圧縮具合は環境によっても変わります。参加者の人数やネットワーク、共有する内容によって条件が変わるので、配信担当としては安心ができない類のものですね笑

そして実際に、直前のリハーサルでは文字が潰れて読みにくい...

...

...と思っていたのですが、あれ?

スピーカービューだと安定

実際にやってみると中々に見られる画質でした。実際にYouTubeの1080P再生をキャプチャしたのがコチラ。全然読めますね!(32:37

PNGイメージ-1CB3CD0E1E65-1

(主催者様・登壇者様には了承を得ています)

実はひと工夫していまして、Zoomの「スピーカービュー」を使っています。試してみると、どうもギャラリービューだと画質が下がりやすいようなんです。

実際にギャラリービューでは、この文字サイズは所々が潰れてしまい、読めた物じゃありませんでした。なるほど、Zoomはスピーカービューの方が、画質低下を防げる仕様なのかもしれません。

なお、「スピーカービュー」と「ギャラリービュー」の違いについては、コチラをご覧ください。

スポットライトビデオを使おう!

スピーカービューには一つ欠点があります。

それは、話している人に自動的にカメラが切り替わること。つまり、良かれと思って誰かが話すと、画面が頻繁に切り替わってしまいます。これは避けたいですね。

これを防ぐ機能に「スポットライトビデオ」があります。これはスピーカービューで映す画面を、ホストが固定できる機能です。今回も、これを使うことで不意な切り替わりを防ぐことができました。

過信は禁物

ここまで書きましたが、スピーカービューで万事解決かと言うと、そうでは無いと思います。

終了後に一人で検証しましたが、ビューによる画質の優劣は再現できませんでした。また、先に書いた通り、画質は様々な環境要因で変化します。どちらかのインターネット回線が弱ければ、ビューに関わらず画質は下がるでしょう。

しかし、それ以上にmmhmmの可能性を感じた日でもありました。今回はライブコーディングの演出に使われましたが、なぜか人がオーバーレイで映ると注目してしまいます。他にも色々なシーンで使えそうに思いました。

どれくらい安定性があるのかは、実際に試す中で見えてくると思います。同じような経験をした方はぜひコメントいただけると助かりますm(_ _)m